特別公開 展示内容

展示内容・アーティスト紹介

 

だいぶ肌寒くなり、秋のその先にある冬を予感させる。そんな気候となってきました。

それと同時に、今年の紅葉はどのように色付くのか楽しみでもあります。

と言うことで令和3年秋の特別公開「展示内容」まるごと美術館「アーティスト」の紹介をいたします。※順不同

 

特別公開 宝物内容

 

 

今回はメイン3本柱を中心に展示いたします。

 

①狩野 探幽(かのう たんゆう)

狩野探幽は江戸狩野派の絵師。 慶長7年(1602年)山城国(京都府)に誕生しました。

幼少の頃より画才があり、13歳で2代将軍・秀忠より祖父・永徳の再来と絶賛され、 16歳で江戸幕府御用絵師となったそうです。

今回は探幽筆の水墨画「昇龍・釈迦・降龍」の掛軸を展示いたします。

 

②立正大師 日蓮(りっしょうたいし にちれん)

日蓮は鎌倉仏教「日蓮宗の開祖」で、承久4年(1222年2月16日)安房国(千葉県)に誕生しました。

様々な宗派のお寺で修行を積み、お釈迦様の最も伝えたかったことは、法華経に記されていると主張しました。

当時の仏教界とは一線を画した「生きている今、幸せになる」ことを第一として教えを弘め、

入滅前に「末弟日像」に京都での布教を託されました。

今回は日蓮が生まれて800年と言うことで、日蓮直筆「大曼荼羅御本尊」を展示いたします。

 

③龍華樹院 日像(りゅうげじゅいん にちぞう)

日像は日蓮の弟子、文永6年(1269年8月10日)安房国(千葉県)に誕生しました。

兄弟子である日像の紹介により日蓮の弟子となり、日蓮入滅の際に枕元にて「京都開教」を託されます。

後、日像の建てた妙顕寺は、後醍醐天皇に認められ勅願寺となり、日蓮の遺命「京都開教」を成就されました。

今回は妙顕寺が建てられて700年と言うことで、日像直筆「大曼荼羅御本尊」を展示いたします。

 

その他にも、多くの宝物を展示いたします。

尚、宝物展示は日中の時間(10:00~16:00)のみとなりますので、お気を付けください。

 

まるごと美術館 アーティスト紹介

 

小嶋商店

 

 

創業江戸寛政年間より、小嶋商店は、 竹割から紙貼りまで一貫した手作業で 頑丈で無骨な小嶋式提灯を生み出してきました。

江戸時代から代々伝わる伝統製法をベースに、 「素材やフォルム、空間」と「提灯」との 関係性を模索。

時代に沿った新たな伝統を胸に、提灯が生み出す新たな景色を創造し、 未来に小嶋式提灯を伝承しています。

 

花背WARA

 

 

京都市左京区花背  在住。WARAジュエリー作家/藁細工作家Ricestraw artist

2009年 京都市立銅駝美術工芸高等学校洋画科卒業

2010年 地元のお年寄りの方にわら細工を習い始める

2013年 花背WARAをスタートする

2014年 京都市立芸術大学  美術学部美術科版画専攻卒業

現在も地域内外の御年配者から指導を受け、藁細工技術・稲作の習得中。常にWARAの可能性を探り、制作しています。

 

西山治作商店

 

 

西山治作商店は創業以来、受け継がれた伝統技術を生かし、

400年余の京都・西陣の帯を支え、人の手でしか生み出せない「美」を追求しています。

 

柴田漆工房

 

 

若手漆作家

伝統的な漆器からアウトドア用品まで、幅広い作品を手がける職人です。

 

京亀‐庭師ユニット‐

 

 

1988年生まれの庭師達。
二人の出会いは造園組合で、同い年と言う事もあり意気投合。
普段はそれぞれ違う会社に属して、お寺の庭の管理や作庭に始まり海外に伝統的な庭を作庭するなど 幅広く活躍しています。若くして早くも各方面から注目を浴び、 庭、植物に対しての熱意が強く妥協を許さない姿勢は周りを圧倒させます。若手ならではの発想と伝統的な手法を織り交ぜた面白い展示となっております。

 

 

 

以上、今回の展示内容とアーティストの紹介となります。

日中は妙顕寺の宝物を展示、夜間には庭園ライトアップの開催。

まるごと美術館主催、現代アーティストの作品展。同時開催の伝統工芸大学校の卒業作品展をはじめ

華手水や期間限定のご朱印など、今年も見ごたえのある特別公開となっております。

お寺の中は冷えますので、お越しの際は、暖かい格好にて紅葉をお楽しみください。

皆さまのご拝観を心よりお待ちしております。

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