ぼうずの休日Vol.23

ひげまにあ①

 

皆さまお久しぶりです。剛毛な山椒男です。

更新が滞ってしまい大変失礼いたしました。

最近、タスクが詰まっており、有難くも法務に追われる日々です。

本当に申し訳ないです。

 

皆さまもご多忙な日々を過ごされていることと思います。

どうかお体をご自愛くださいませ。

 

さて、今日は主に男性に共感していただける「髭」のお話をしようと思います。

 

多忙であっても髭は勝手に伸び続け、煩わしさを感じている方もおられるかもしれませんね。髭は無常なのです。

 

髭に関して皆様はどこまでご存じでしょうか?

「髭は髭でしょ?」

その通りです。

髭は髭です。

 

ただ、最近は髭が小さな社会問題になりつつあることはご存じでしょうか?

髭と言うよりも髭を題材にした、身体や外見蔑視と言ったほうが正しいかもしれません。

 

YouTubeなんかを見ていると、動画本編前に様々な企業の広告動画(以降広告表記)が流れます。

 

その中で「脱毛」に関連した広告が流れてくることがあります。

以下、動画の流れ。

 

  • A君、B子ちゃんは互いに思いを寄せる仲です。
  • 良い雰囲気で、二人の距離感はグッと近づいていきます。
  • しかし、距離が近づくにつれB子ちゃんはA君が剛毛であることに気が付きます。
  • B子ちゃんは剛毛なA君を気持ち悪いと思ってしまい、A君は振られてしまいます。
  • A君は友達に相談します。
  • 友達は言います「お前知らないのかよ?最近流行っている、この脱毛クリーム(脱毛サロン)、、、女性の8割以上が男性の髭や体毛を嫌だと感じている、、、」などと言います。
  • A君は友達の助言の通り脱毛を行い、B子ちゃんを再度振り向かせます。
  • お互いに結ばれて、めでたしめでたし。今なら初回無料!人数制限があるのでお早めに!

 

内容は「太っていることが~ 体毛が~ 歯の色が~」など多岐にわたりますが

ありのまま(現状)の姿では相手から気持ち悪がられる為、それを良くしませんか?

今なら激安でご案内できます!

という内容の動画で溢れかえっています。

 

それが、外見蔑視であると、多くの声が上がっているようです。

 

因みにYouTubeで流れる広告は、日ごろからGoogleなどで検索している内容に関連したものが表示されるようになっているみたいです。

つまり、その広告を見て抗議している人間は、少なからずそのことにコンプレックスを感じている人である可能性があるわけです。

中には、詐欺と呼べるのではないかと感じる、かなりグレーな広告も出てきます。

 

因みに、山椒男には

「釈迦牟尼仏、仏像を買うならどこ?安くて高品質な仏像なら○○店!」

という広告が多いです(笑)

 

ちょっと気になったので広告のリンク先(仏像販売店)に飛んでみました。

 

「释迦牟尼佛坐像 ¥350,000- 只今セール中につき60%off  ¥140,000-」

「今から3日以内にご購入の方(先着100名まで)は、さらに値引きで¥120,000-」

 

35万が14万、14万が12万、、、

 

いかがわしい香りがプンプンしております。

仏像の商品画像を見る限り、出せて¥100,000-くらいのクオリティです。

これは綿密な調査が必要です。

 

会社所在地をグーグルアースで確認。

法人番号の確認。その他怪しいと思われる部分の確認。

最終的に電話確認。

 

実在した。だがまだ信用できない。

何故ならば、山椒男はネットショッピングで詐欺被害にあった経験があるからです。

 

今度はメールにて問合せを行う。

 

山椒男「はじめまして、こちらの釈迦牟尼仏座像の手に持っている宝鉢は脱着式ですか?それとも完全に固定されているのでしょうか?」

 

お店「この度は私たちにお問い合わせありがとうございます。

释迦牟尼佛坐像の宝鉢は取り外すことが可能となります。

このように(画像添付)ボルトで止めてあるため

お好きな時に付けたり外したり可能です。」

 

山椒男「お返事いただきましてありがとうございます。

正直、宝鉢は必要ないと思っております。

気になるのは、外した際に、ボルトの穴が開いていることです。

上から見れば、元々、そこに何かあった。と分かってしまいます。

ボルト穴を修復することは可能ですか?」

 

お店「ありがとうございます。ボルト穴を綺麗に修復が可能です。

それは完璧な作業で修復作業は何度でも確認できます。」

 

山椒男「こちらの要望を聞き入れてくださいまして、ありがとうございます。

こちらの納得のいくまで、何度でも修復いただけるのですね。

もう一つ、非常に心苦しい限りではございますが、¥100,000-になりませんか?」

 

お店「はい。修復が完了したら画像を送ります。それは何度でも治せる。

今回は特別に¥100,000-となるようなクーポンコードを送りします。

ただし発行して24時間で効力がなくなります。

早めに注文を済ませてください。」

 

、、、お分かりいただけたであろうか?

35万から10万という破格な価格設定。

違和感のある日本語。随所に見え隠れする多国籍感。

これは、怪しい、、、

 

 

実際に商品を手にしてみると、それはそれは非常に良い商品でした。

日本で買えば本当に¥250,000-くらいの価値になりそうなクオリティです。

あらぬ疑いをかけてしまい大変申し訳ございませんでした。

 

購入後のアフターサービスも素晴らしく、お礼のメールと、助言を送りました。

 

山椒男「この度は素敵な商品をお送りいただき、また、要望にお答えいただき、誠にありがとうございました。僭越ながら、ひとつご助言させていただきます。

日本での釈迦牟尼仏座像は、基本、宝鉢を持っておりません。

日本で仏像を売るならば、今回のように外したものを販売した方が、良いかもしれません。」

 

 

数日後、サイトにアクセスすると

「释迦牟尼佛坐像 宝鉢がないもの」

が追加されておりました、、、

 

 

…あれ?

髭の話はどこにいった?笑

髭の話題はまた今度!

 

 

 

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