ぼうずの休日 Vol.8
アジサイに思う
今年も早いもので6月となりました。
京都も梅雨入りしまして、最初の一週間は雨もよく降りましたが、
最近はあまり降らず、、、夏の日差しを感じる日が多いですね。
雨は降っておりませんが、梅雨の季節通り、
梅の実がなり、アジサイが綺麗に咲いております。
みなさんご存知でしょうか?
アジサイは日本固有の植物なんです。
何となく韓国や中国にも咲いてそうなイメージを持ってましたが、
元々は日本にしかなかったんですね。
漢字で「紫陽花」と今は書きますが、語源の一説によると、
集真藍(アズサアイ)から来てるそうです。
藍で染めたような色の花が集まって咲く、
という意味で「集(アズ)真(サ)藍(アイ)」になったんですね。
育つ土壌によって色が変わりますが、
やはり藍色のような青が印象的で素敵です。
ブライダルなどで「手まり」のように丸く集まった
アジサイが使われたりしていますよね。
あの手まりのアジサイは「ホンアジサイ」と言うそうで、
日本固有の「ガクアジサイ」がヨーロッパで品種改良されたものだそうです。
ちなみに、アジサイの青い花のような部分、
実は花ではなくガクが発達したもので装飾花と呼ばれています。
本当の花は、真ん中のつぶつぶした中にあるようです。
花だと思っていた部分が、実は花ではなく、
花だと思っていない部分に花があるとは、面白いですよね。
目で見たものが真実だ、と思っていると
実は真実ではなかった、なんてことよくありますよね。
安直に判断をしてしまうことを気を付けなければ、
と改めて思う、そんな今年の梅雨でした。