朝のお勤め
朝のお勤めとは?
妙顕寺では毎朝6:30より大本堂にて「朝のお勤め」を行っております。朝勤(ちょうごん)ともいいます。
朝のお勤めとは、朝に仏様の前でお経を唱え、祈ることです。最初に大本堂、移動して鬼子母神堂、最後に仏殿、それぞれで行います。
どなたでも予約不要でご覧いただけますので、お好きなタイミングでご参加ください。
参加方法
朝6:30よりお勤めが始まります。
開始時間にあわせて大本堂正面の扉を開放いたします。正面の階段(賽銭箱の横)より、お履き物を脱いでおあがりください。堂内に入りましたら向かって右側の赤い絨毯の上にお座りください。
お勤めが終わりましたら、お焼香のご案内をいたします。続けて、鬼子母神堂と仏殿でお勤めを行います。持ち物は必要ありません。お気軽にご参加ください。
※雨天時には回廊等が濡れている場合がございますので、スリッパをご持参ください。
お寺のイメージ
お寺に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
ほとんどの方が近寄りがたい印象をお持ちだと思います。朝のお勤めと聞くと、なおさらその印象は強調されるのではないでしょうか。
僧侶の勤行に触れる機会といえば、法事や葬儀がほとんどで、どことなく厳かな雰囲気に感じられる場面が多いため、近寄りがたい印象を持つ方が多いのだと思います。
もちろん、そういった故人のことを偲び供養することも必要だと思います。しかしもう少しお気楽にお参りしてみてはいかがでしょうか。
目的の有無に関係なく、妙顕寺の門はみなさま平等に開かれています。
作法
大本堂に足を踏み入れたら、何をするのか?何か作法があるのでは?と心配になるのではないでしょうか。細かく言うといくらでもありますが、大切なのは、「仏様は自分にとって大切な存在である」という心の在り方です。
その気持ちから生じる所作を咎めるようなことは致しません。自然な気持ちでお参りください。お勤めが終わりましたら、お焼香のご案内をします。仏様の正面に行き、お香を一つまみ炭の上に乗せてください。
最後に合掌し、お辞儀をして終わりになります。普段の拝観では見ることのできない距離から、ゆっくりお参りください。
お経の特徴
お経というと「穏やか」「単調」なイメージが強いかもしれません。
しかし、妙顕寺の朝のお勤めでは「法華経」を早いテンポで、リズミカルに読んでいきます。皆様の想像しているお経よりは、かなり激しいと思います。
「心を静める」というよりは「心を活気づける」お経といったところでしょうか。
我々の読むお経に耳を傾けながら、祈りを捧げても、ご一緒に声に出して唱えていただいても構いません。
是非一度、朝のお勤めに参加してみませんか。