節分星祭のお知らせ

節分星祭

 

寒い日が続いています。

皆様どうかお体ご自愛下さい。

 

さて、ついこの間新年を迎えたかと思うと

あっという間に二月になりました。

 

ということで節分星祭のお知らせです。

 

立春・立夏・立秋・立冬といった節季の前日を

節分と言います。季節の分かれ目ということですね。

今日では一般的には立春の前日の事をさします。

2月3日のイメージもありますが、昨年は2日でした。

ちなみに、昔は立春をもって正月とされており

1年のはじめとされていました。だから冬春夏秋ではなく

春夏秋冬というのかもしれませんね。

 

さて、そんな節分ですが

一般的には、「鬼はー外、福はー内」の掛け声とともに

豆まきを行って厄除けをする行事として広く知られていると思います。

鬼(わるいもの)を追い出して、福(いいもの)を

招き入れるといったところでしょうか。

 

このように広く知られている節分の豆まきですが

法華経を信仰するお寺では「鬼は外」とは言いません。

法華経の教えには、人々や子供を

お守りしてくださっている鬼子母神信仰というものがあります。

 

鬼子母神はその昔、

人々の子供をさらい食べていました。

みかねたお釈迦様は、鬼子母神の子供をさらい

隠してしまいます。

鬼子母神は荒れ狂い、必死になって子供を探しますが

見つかりません。

お釈迦様は、大変嘆き悲しむ鬼子母神を見て、

子供を失うことは本当に悲しいことだということを

教え諭します。

そのことに気づき、改心した鬼子母神は

仏教の教えに深く帰依し、人々の守護

そして子供の守護を誓われ、鬼子母神として

我々を見守っていてくださります。

今日では人々の守護・子育て・安産・子授かりの善神として

お寺に祀られています。

 

そういった背景もあり、鬼子母神をお祀りしているお寺では

「鬼は外」とは言いません。

妙顕寺は、天拝鬼子母神と言われる

かつて天皇様もお参りした鬼子母神様が祀られています。

なので、節分の法要では「福はー内、福はー内」と言います。

実際に豆は投げませんが…

 

どうぞご一緒に厄除招福のお経をあげてみませんか。

どなたでもお参りできます。奮ってご参加ください。

 

 

日時    2月3日(木) 14:00~
場所    妙顕寺 鬼子母神堂

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